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抱き締めて、抱き締められて
第1章 はじめての夜
優樹の唇に軽く触れて、離れる。
数回繰返し、今度は挟むように、啄むように。
もちろん、優樹は驚きで食い縛ってる。
薄目を開けて優樹を見ると俺の右手に添わされていた手はとうに離れて俺の肩の上。
バスローブの襟を掴んでいる。
「優樹、少し口開けて?」
俺の言葉に素直に従う優樹。
「こぉ?」
「そうそう。次は舌、出して」
手本を見せたらそれに続く優樹。俺に食べられるとも知らないで........
「いただきます....」
覆い被さるようにキスをする。
優樹の口腔内を余すところなく舐めとる。歯列も、上顎も。舌を絡めとり吸い付く。
優樹の吐息がさらに俺を煽り、止まらない........。