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抱き締めて、抱き締められて
第6章 ヤキモチ、妬かせちゃいました........

「なにを今さら........昨日の夜、たくさんコータとエッチしたし....コータだけだって言ったもん!」


「........」


無言だし....。恥ずかしいこと言わせてるのにわかってないの?


「もぅ、コータだけだってば!」


「........」


今回の拗ねっぷりはしつこいなぁ........。
あたし、コータになに話したっけ?


「コータ....聞こえてるの?」


あたしが問いかけても頷くだけだし。
........。
んーまずは、どうしようかなぁ。まだ目線も合わせてくれないし。



暫し考えて『ギュッ』とコータを抱き締めてあげる。
チュッと耳朶にキスをして擦り寄り


「あたしが好きなのはコータだけだよ?もうそろそろ機嫌直して?」


今度は唇に触れるだけのキス。
けれど、コータの思いは違ったみたい。


「....足りない」


そう呟いて、あたしの唇に噛みつくようなキスをする。
角度を変えて、何度も塞がれて....息つく暇がないくらい求められた。


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