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抱き締めて、抱き締められて
第6章 ヤキモチ、妬かせちゃいました........

あたしが先に果てて、あとを追うようにコータの熱が弾ける。
昂りを抜く前に、蕾への愛撫をしてくるコータ。


「やん....んんっ....んアッ....アアッ!」


イッたばかりだから、ダメって言ってるのに........最近のコータの指先はイジワルなの。


「有希のイク顔、色っぽい....」


「もぅ....コータのイジワル....ンッ....」


ほら、今度はあたしの中から出ていくだけなのにまた擦り付けるように腰を揺らすんだから........。



「有希が俺のこと愛してくれてる確認作業だからやめられないの」


そう言って今度はまた指を2本入れてくるし........


「ンッ....コータの....アッ....」


2本の指が中で暴れて、親指は蕾を引っ掻く。
今日のコータは休みなくあたしの身体を弄り続けるから........


「有希は....俺だけのもの、だからね?」


優しい微笑みも悪魔の微笑みに見えるよ?


コータにヤキモチを妬かせると、大変なお返しが要求されると思い知った19の初夏だった。


















「有希....」


「なぁに?」


「もう一回....シテもいい?」


「え?もう無理だよぅ....」


「だけど....ほら、ここ見て?」


「!!!」


「こんなにしたの、有希なんだよ?」


「ち、違うもん!!」


「違わない....有希が可愛いからいけないんだよ?」


「ち、ちょっと....なに持ち上げてるの」


「ん?有希の中に入るためにだけど?」


「は?」


「はい、入れるよ~?」


「ンンッ....!」






この夜、あたし達が晩御飯を食べられたかどうかは........言わなくてもバレてしまいそうですね。




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