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抱き締めて、抱き締められて
第7章 甘い時間
足元に置いてある鞄を取り出して、持ち帰りの品を詰めていくと、デスクに置いたままのスマホが震え出した。
誰だろう?
手の動きは止めずに画面を覗き見る。
「あ、部長だ........何だろう?仕事、ミスでもあったかな?」
「あら?部長様から呼び出し?それじゃあ、飲み会は今度にする?」
「ん~どうだろう。確認するから、ちょっと待ってね」
伸ばした人差し指で画面をタッチ。ロック解除をすれば、受信した内容が簡単に画面に表示される。