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抱き締めて、抱き締められて
第7章 甘い時間

解かれたリボンのお陰で首もとの締め付けが緩くなり


「晶....バンザイして?」


素直に両腕を上げたら、シャツはするりと脱がされた。


「今日のは、外しやすいんだね」


なんて言っては、前ホックのブラをあえて外さずそのままあたしを見下ろす部長。


「俺も、暑いから脱ぐ」


胸元の数個のボタンをはずしてシャツを脱ぐ仕草にキュンとしたのは黙っておこう。
っと、それよりも大事なことが!


「あ....あのね、お湯、沸いちゃうから」


『ピ――――――――ッ!!』


タイミングよく、ヤカンの笛が鳴ってくれた。
この音で部長もやっと信じてくれて、あたしの上から退いてくれた。




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