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抱き締めて、抱き締められて
第1章 はじめての夜
優樹の太股には古傷がある。
そこにキスをして、もう一度頬を赤く染めた優樹のもとへ。
顔を隠していた両手を退かすと涙目になっていた。
......そんな可愛い顔も堪らなく愛おしい。
「は....恥ずかしい........も、ムリ....」
優樹の唇に深いキスを落とす。
唇を離して少し距離をとると、優樹の身体中には俺のつけた赤い花がたくさん咲いている。
「優樹....」
「....な、に?」
「俺さ、優樹のこと大切にする。嫌だったら、ここでやめる........けれど、本音は優樹のこと........愛したい」
優樹の肌に咲く花に触れながらそう呟くと
「んっと....浩司に、沢山キスしてもらえて........嫌じゃないよ。........恥ずかしいけど、ね。すっごく、う....うれしい」