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§ 龍王の巫女姫 §
第6章 凌辱の初夜
「…ひぁ」
「──…ッ」
水鈴はそのまま最奥まで貫かれた。
「…痛みはないだろう?…ハァ…それも媚薬の効果だからな…!」
そう言って炎嗣は美貌を歪ませる。自身を包む媚壁の締め付けが強すぎて、気を張っていないとすぐに果ててしまいそうだ。
一方の水鈴…
彼の動きが止まると、後を追ってくるのは底無しの絶望感。
奪われたものの大きさに彼女は静々と涙を流した。
「…ふ…グスッ…酷い」
痛み?そんなものは感じない。
…でも純潔を奪われたことには変わりないわ
そうだ、せめて──
痛みぐらいは感じられたら良かったのに。
そうすれば、その痛みすらも復讐のバネにすることができたのに。
「…いい顔だ」
「…グスッ…ハァー、…許さない…!」
「──…」
「…ハァ…っ、絶対に…!!」
「恐ろしいな…」
顔を近付けた炎嗣が
もう一度口づけをしようとしてきた。
しかし、水鈴は声を張り上げる。
「あなたの舌を!…ッ…噛みきってやる…っ」
「──…!」
乱れる呼吸を懸命に呑み込みながら、蕩けた目を細めて睨み付けた。