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§ 龍王の巫女姫 §
第6章 凌辱の初夜
だがそれも、炎嗣が腰の動きに変化をつけた途端に終わってしまう。
「…やあ!」
「…っ…これが好きか…?」
穴を掘り広げるように厭らしく腰を回して…蜜壺の入り口付近を引っ掻くように…
「…はぁぁ…、ァ…ッ、ああ!」
そして不意をついて突き立てる。
「ああン、ん…!! あああ…」
──たまらない
「いい加減に素直になれ…。俺も限界なんだ」
低く囁いたその唇が耳朶( ジダ)に口づけを落とした。
くちゅりと口腔に含まれても、横を向いた水鈴は弱々しく息を吐くだけだった。もうろくに抵抗できない。
「…ッ‥も、‥だめ…!」
「俺を感じろ…」
「──…ぅ…ッ//」
鼓膜を熱い声に震わされ
水鈴は静かに果てを迎える。
きゅううっと ナカが強く締まった。
「…っ…!! 放つぞ…っ」
「……ああ…!?」
ほぼ同時に、達したその場所に雄の欲が弾ける。
「ハァー…」
陰幹を奥に突き込んだままどくどくと精を放つ炎嗣の表情は、見たことのない色気を持った。
“ な、に……? これは… ”
「…俺の子種だ」
「子種……」
もう何も言い返せない。
そんな気力も残っていない。
「…もう、許して……」
水鈴はぐったりと目を閉じた。
この瞬間、彼女は本当に炎嗣の寵妃になった。
彼女はこの瞬間、自分は本当に神に見捨てられたのだと感じた──。