この作品は18歳未満閲覧禁止です

- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
§ 龍王の巫女姫 §
第14章 湯に溶ける甘い蜜

「水鈴…そうやって焦らすのは逆効果だろう」
「…焦らしてなんか…! ただ…っ」
「──震えたその声も逆効果だ」
「…っ…ハァ、炎嗣様…! わたし、その…」
「……」
彼女は何かを言おうとしていた。
必死に言葉を探している様子で…小さく丸まった水鈴は顔を上げない。
炎嗣は彼女の胸をやわやわと揉みしだきながら、俯く耳元に顔を寄せた。
「知っているか?ここの岩風呂の中心は、人間をゆうに呑み込む深さだそうだぞ」
「──…!」
「運んでやろうか…? 」
まさか
運んでほしいわけがない
「…脱がすぞ」
「…だ…っ」
水鈴の動きがぴたり止まると、炎嗣は彼女から衣を剥がしにかかる。
他方の乳房、小さな背中──張り付いていた薄衣が取り去られ露にされた。
炎嗣は片手を彼女の背に回し
濡れた柔肌を直に撫でながら……
早く差し出せと囁いた。

