この作品は18歳未満閲覧禁止です

- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
§ 龍王の巫女姫 §
第14章 湯に溶ける甘い蜜

“ これをわたしの中に…!? ”
それを考えた途端、ますます強くなった疼きは否定のしようがなくて…。
「…どうなんだ」
「…ハァ、ハァ…!! でも…っ、それは…」
「──欲しくないか?」
「そんな……ッ」
欲しいだなんて…はしたない
「…っ…ぁぁ…ん」
躊躇する水鈴が上体を戻そうとすれば、すぐさま彼にガクガクと揺すぶられ…呆気なくのけ反る。
《 欲しくない 》
そのための正常な判断も、理性すらも
全身から吹き出す汗と共にいなくなってしまった。
だって…これだけじゃあ寂しすぎる。
胸だけでは優しすぎる。
いつものようにもっと鋭くて、ずしりとくる重たい快楽を身体が求めているのだから。

