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§ 龍王の巫女姫 §
第14章 湯に溶ける甘い蜜
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「だったら挿れるのは止めてやる」
「……!」
「…その代わり、俺の言う通りにしろ」
抱き締めていた手がするりといなくなる。
離れていってしまう
そう思った水鈴は途端に心細くなり、彼の首に手を回した。
「…待って…!! ごめんなさい…」
行ってほしくない
「…ク…謝ってばかりだな、お前は…」
炎嗣は笑いを噛み殺すと、不敵に声色を変えて囁いた。
「──…安心しろ…、我が儘を言った罰はしっかりと与えてやる。その、身体に……、許しを乞うまで何度でも果てさせてやる」
「……炎嗣様…!? あ…」
炎嗣は水鈴を脚の上から下ろし
岩風呂のふちに両手をつくように促した。
先程まで炎嗣の頭があった場所に彼女は手をつける。
「膝は曲げるな」
彼に言われるままに膝を伸ばすと、太股から上が湯から出て、炎嗣に向かって尻を突きだす格好になった。
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