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神の力で奴隷作り~神も魔王も俺の物!~
第1章 「神様を隷属させよう」
大学から家に帰る。いつも通り。玄関に着いてドアの取手に手をかける。いつも通り。ドアを開けると視界が真っ白になった。何かおかしい。俺の意識は其処で途絶えた。

◆◆◆◆

「いってえ…何だ?何が起きた?」

俺、橘直斗。19歳。現在何故か、森の中です。

(いやいやおかしいだろう。此処は何処だ…?)

記憶があるのは家の玄関のドアを開けた其処まで。それ以降の記憶が無い。

「まさか…死んだのか?」

実は俺はもう死んでいて、此処はあの世。なんて事もあり得る。むしろそれ位しか分からない。
と、背後から声が掛かった。

「ふむ。この人間は中々容姿が整っておりますね。」
「だ、誰だ…?」

振り返り、俺は息を呑んだ。そこに居た少女が、余りにも美しかったからだ。
光を帯びた様な銀髪に、澄んだ青い目。そして両手に収まりきらない程の乳に、それを際立たせる白い聖人の様な服。
神々しい と言うのが適しているのかもしれない。それ程までに美しかった。

「失礼致しました。私はリクセラ。近頃人間の観察をしております神です。」
「神?」
「はい。貴方方の言葉では恐らくこれが的確な表現かと思います。」

リクセラはそう言って俺に手を差し伸べる。

「あ、ありがとう。」
「いえ。この程度、礼を言われる程の事でもありません。」

リクセラはそう言って口に手を当てて微笑した。うーん。可愛い。

「で、これはどう言う事なんだ?説明を求めたいのだが。」
「では。…まず此処は貴方方の世界で言う異世界です。」
「異世界…?」
「はい。貴方は数多の人類の中から適役としてこの世界に召喚されました。」

俗に言う異世界転生の様な物です。とリクセラは言う。

「適役とは?」
「貴方は数多くの人類の中で、極めて同族を隷属させたい。辱めたいと言った潜在感情が強いと判断されました。ので、人類観察の一つとして、この世界で相手を隷属させる力を授け、行動して貰おうと言うことです。」
「ふむ…」
「唯、我等も強制をさせたい訳ではありませんので、元の世界へ戻りたいと言うのならば対応しましょう。」
「いや、構わない。力をくれ。」

俺は即決で判断した。どうせなら試してみようじゃないか。元の世界は面白味が薄かった。こっちの方が面白そうだ。

「…では。力を授けます。」
「ああ。頼む。」

こうして、物語は始まった。
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