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桜の咲く頃
第3章 時を経て十年後

「…?葵?」
目を開けた葵
見たことない風景に
キョロキョロと見回し
「葵?どうした」
顔を覗いている男性に
驚き
「あなたは誰?」
「何言っているのか、旦那様でないか」
「私今まで学校の桜の木でうたた寝していて咲山先生にファストキス奪われてたのに…」
「あぁそういう事あったな~懐かしい」
「私は佐野倉 葵…15才」
「違う、葵は…今年私と一緒になった、咲山 葵だ」
「先生…と嘘よ。昴は…どこ?将来一緒になろうと言ったのに」
鏡の前につれていき
「これが今の葵、そして私の奥さん」
また気を失った
これは、きっと間違い
目かさめたら元に戻っている
咲山先生と…そんな事
絶対に嘘よ…

