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[続]天地を捧げよ〜神剣伝説〜
第14章 天下無双!偉才の老師
朝早く役所を訪れたルイスにアレンは驚きながら声をかけた。
「ちょっと急に一仕事増えたんでね。」
「一仕事ですか?」
「ああ、城の裏手の植林を少し手入れしたいんだが‥」
ルイスはアレンにそう切り出していた。
そう、もしルイスの憶測が確かなら‥
あの謎が解明出来るかもしれない。
それを調べる為には先ず、ここ何年も手付かずになっている城の裏手の植林の草を少し手入れしなければならなかった。
「夕方前には草刈りを終わらせたいから庭師とうちの隊とで手分けして取り掛かれるように段取りをとってくれ。」
「わかりました。」
「あと、アルが来たら俺のところに来るように伝えてくれ‥。」
「ええ、では段取りを取りましょう。」
上司の頼みをアレンは聞き入れ、さっそく準備に取り掛かった。
「おはよう、アレン‥//」
出勤時間になり、役所に顔を出したアルが挨拶をしてくる。
「ああ、おはようございます。」
微かに頬を染めて挨拶をするアルにアレンはにっこり微笑み返しルイスからの伝言を伝えた。