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[続]天地を捧げよ〜神剣伝説〜
第3章 始動!
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「じゃ、けーすけサンよろしくお願いします!」
「あぁ!よろしく!!」
アルはジャポンから招いた剣勇会の《けーすけ》サンに剣の立ち回りを指導してもらっていた
一対一の斬り合いなら何とかなるのだが、大勢の敵を次々に斬り倒して行くには身のこなしにキレがないと中々格好よく決まらない。
けーすけサンはアルに何度も見本を見せてくれていた‥
「いいかい?まず足の動きを見ておくんだよ…
コツが掴めたら自然と体が着いて行くからさっ」
「はぃ!」
立ち回りの基礎はリズム感だとけーすけサンは教えてくれた。
「なんだ、苦戦してるみたいだな?
これは何やってんだ?」
劇の稽古場にアルを尋ねてきたルイスはぎこちない立ち回りを繰り返すアルをみながらジュリアに話かけた
「あら、ルイス‥
何のご用かしら?」
「あぁ‥ちょっとね、
アルを借りに来たんだが」
「‥‥‥‥あなた‥
アルが女の子だってわかった途端、近づき始めたわね」
「なっ……別にそんなんじゃ‥//」
「どうかしら?
そんなに慌てちゃって‥」
ジュリアは舞踏会の時にアルを狙って接近してきたルイスを思い出していた