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[続]天地を捧げよ〜神剣伝説〜
第3章 始動!


アルは小さくゴクリと唾を飲み込んで耳を澄ませた。
ルイスは口にしながら軽く笑う。

「こーんな、くだらない おとぎ話に躍起になって伝説をあさくってる‥
笑えるだろ?

でも、他に打つ手がないんだよ‥

『神の従者』を探すしか‥ね…」



長い指を口元で組みため息交じりに眉尻をあげる‥

精鋭部隊の隊長さえも今回ばかりはお手上げ‥


ルイスはそんな表情を見せていた。


「地図を見せて‥」

「あぁ‥」

アルはルイスの話を聞き終わると地図に手を伸ばした

「あたし達が辿りついて通ったのは西の正門だったから‥‥‥」

「西か?」


ルイスも身を乗り出し地図を覗く

「うん、‥森を抜けてこの国に着いたから。」

「じゃぁこの辺りに目星をつけるか?」

ルイスは大体の範囲を丸で囲って印をつけた

そして次のアルの説明に声を上げる。

「森を歩いてる途中で長い橋を渡ったんだけど‥」

「橋!??

西の森には渡れる橋はないぜ?あっちは今、橋を落としてあるからな」


「うそ‥でも、確かに渡ったけど‥‥‥」

二人して目を合わせ無言になった‥

「ちょっと待て‥

アル‥聞いてもいいか?」

ルイスの言葉にアルは頷く

「お前ら何日、森をさまよったんだ?」



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