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贄姫
第4章 肆


「…ずいぶん淫乱な身体だよ…。
これが、お前の本当か?
この中は、どうなってるんだ?」


瓊乱は、滑らかに指を一本
椿の中へと挿れた。


「あっ…いや、やだぁ!
やだ、瓊乱やめて! いゃっ!」


もぞもぞと異物が侵ってくる感覚に
椿は痛みよりも不快感を覚える。
そして、指を挿れた瓊乱のほうは
驚いて動かすのをやめた。


中は猛烈に熱くわそして柔らかく
ねっとりとした襞が幾重にも重なっている。
もちろん、締め付け方は
想像しただけで瓊乱の身体中を熱くさせるほどだった。


「いやっ…やめてよ…
だめっ…苦しっ…っあ」


「誰がやめるかよ…」


瓊乱は椿の中をまさぐり
痛みがないようにほぐした。
椿が求めるようになるためには
痛みは不要だと踏んだからだ。
そして、ザラッとして膨れるそこを見つけた。
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