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忘れられない指
第12章 明かされた素性と心・・
凌空の彼女になった私は
シークレットの常連仲間、という枠を完全に超えた。
男仲良し3人組。
そのうちの一人の彼女、として新たなポジションについたわけだ。
そして改めて、仲間となった私にやっと、
孝明と史彦の素性が明かされた。
孝明の苗字は篠宮。
大手食品メーカーに勤めていた。
ユーカリ食品、といえば冷凍食品でお世話になっている。
国際事業部という部署で、海外の工場に行ったりしているという。
「あ~だから、タイ料理なんだ」
はじめて凌空の部屋で持ち寄りパーティーをした時、
仕事で訪れた国の料理を作ったりしてるって言ってた。
そういうことだったんだ。
宮田史彦はオフィス機器の、これまた一流の会社に勤務している。
ロビー機器も知らない人はいない。
史彦は人事部で働いているのだそうだ。
それを聞いてなるほど、とうなずく。
いつも込み入った話の時には
丁寧で的を得た聞き方と返答をする。
一番冷静だと感じたのは、ここからくるのかもしれない、と思い返した。
シークレットの常連仲間、という枠を完全に超えた。
男仲良し3人組。
そのうちの一人の彼女、として新たなポジションについたわけだ。
そして改めて、仲間となった私にやっと、
孝明と史彦の素性が明かされた。
孝明の苗字は篠宮。
大手食品メーカーに勤めていた。
ユーカリ食品、といえば冷凍食品でお世話になっている。
国際事業部という部署で、海外の工場に行ったりしているという。
「あ~だから、タイ料理なんだ」
はじめて凌空の部屋で持ち寄りパーティーをした時、
仕事で訪れた国の料理を作ったりしてるって言ってた。
そういうことだったんだ。
宮田史彦はオフィス機器の、これまた一流の会社に勤務している。
ロビー機器も知らない人はいない。
史彦は人事部で働いているのだそうだ。
それを聞いてなるほど、とうなずく。
いつも込み入った話の時には
丁寧で的を得た聞き方と返答をする。
一番冷静だと感じたのは、ここからくるのかもしれない、と思い返した。