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忘れられない指
第14章 意識の中に
「今は仕事が楽しいから・・
結婚して仕事を辞めなきゃならないならまだしたくないな」
デザイナーになって4年目。
少しずつ任せてもらえる仕事も増えたし、後輩の面倒も見られるようになった。
なにより働くことが楽しくて仕方ない。
今はまだ、辞めることなど考えられない・・
「そっか・・うん、わかった・・」
「え~?何がわかったのよ?」
腕を押しのけ凌空の表情を窺おうとすると
プロレス技~!と叫びながら私の頭を抱え込んだ。
「ちょっとぉ!なにすんの?」
もがいてももがいても、笑いながら凌空は頭を抱え続ける。
もしかしたら顔を見られたくないのかも・・
咲子・・好きだよ・・・
凌空の囁きに私の動きは止まった。
彼に身も心も任せていこう。
きっと一生懸命考えてくれるはず・・
じっとして、彼の愛の中にくるまれて
幸せな気分に浸った。
結婚して仕事を辞めなきゃならないならまだしたくないな」
デザイナーになって4年目。
少しずつ任せてもらえる仕事も増えたし、後輩の面倒も見られるようになった。
なにより働くことが楽しくて仕方ない。
今はまだ、辞めることなど考えられない・・
「そっか・・うん、わかった・・」
「え~?何がわかったのよ?」
腕を押しのけ凌空の表情を窺おうとすると
プロレス技~!と叫びながら私の頭を抱え込んだ。
「ちょっとぉ!なにすんの?」
もがいてももがいても、笑いながら凌空は頭を抱え続ける。
もしかしたら顔を見られたくないのかも・・
咲子・・好きだよ・・・
凌空の囁きに私の動きは止まった。
彼に身も心も任せていこう。
きっと一生懸命考えてくれるはず・・
じっとして、彼の愛の中にくるまれて
幸せな気分に浸った。