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忘れられない指
第14章 意識の中に
高校時代の友だちが結婚することになったとか
20代での結婚・出産それぞれの割合とか、
結婚というもの自体を考えたり語ったり。
それは凌空の中でかなり意識が高くなっている証拠なのかもしれない、と
うっすらと思うようになった。
「咲ちゃんはどう思う?」
「どうって?」
「だからさ、結婚そのものを考えたりすること、ある?」
先にベッドの中にもぐりこんでいる私を見下ろしながら部屋の電気を消す。
枕元に小さなキャンドル型ライトを灯してからベッドに入ってきてすり寄ってくる。
腕の中に抱きかかえられると、彼の首筋に頭をこすり付けて
甘える仕草を見せた。
「う~ん・・まぁ考えなくもないけど・・でもね」
「でも・・なに?」
20代での結婚・出産それぞれの割合とか、
結婚というもの自体を考えたり語ったり。
それは凌空の中でかなり意識が高くなっている証拠なのかもしれない、と
うっすらと思うようになった。
「咲ちゃんはどう思う?」
「どうって?」
「だからさ、結婚そのものを考えたりすること、ある?」
先にベッドの中にもぐりこんでいる私を見下ろしながら部屋の電気を消す。
枕元に小さなキャンドル型ライトを灯してからベッドに入ってきてすり寄ってくる。
腕の中に抱きかかえられると、彼の首筋に頭をこすり付けて
甘える仕草を見せた。
「う~ん・・まぁ考えなくもないけど・・でもね」
「でも・・なに?」