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忘れられない指
第3章 恋のすすめ
「マスターの言う通りだよぉ、若くていいオトコ見つけてさ。
ほら、この店にも何人も候補がいるじゃない?」
まるで自分が、と言いたげに、私の顔の前にそのイケメン面を突き出してきた。
あまりの近さに思わず胸を押さえてしまった。
「え・・誰のことかなぁ・・心当たりないんだけど・・」
いじわるにはいじわるで対抗するのが一番。
孝明たち3人のことだってわかっているけど、そこは素直に肯定したらつまらない。
「信じらんねぇ・・え~?心当たりがないなんて、ありえないんだけど!」
手にするピザトーストからチーズが糸を引くように垂れているのも気づかず、
孝明は私の顔を凝視している。
ほら、垂れてる、と私が指差すまで視線を私からはずさなかった。
チーズが誘った笑いに夢中になっているとまたカウベルが音をたてた。
今度は凌空と史彦の2人が入っていた。
ほら、この店にも何人も候補がいるじゃない?」
まるで自分が、と言いたげに、私の顔の前にそのイケメン面を突き出してきた。
あまりの近さに思わず胸を押さえてしまった。
「え・・誰のことかなぁ・・心当たりないんだけど・・」
いじわるにはいじわるで対抗するのが一番。
孝明たち3人のことだってわかっているけど、そこは素直に肯定したらつまらない。
「信じらんねぇ・・え~?心当たりがないなんて、ありえないんだけど!」
手にするピザトーストからチーズが糸を引くように垂れているのも気づかず、
孝明は私の顔を凝視している。
ほら、垂れてる、と私が指差すまで視線を私からはずさなかった。
チーズが誘った笑いに夢中になっているとまたカウベルが音をたてた。
今度は凌空と史彦の2人が入っていた。