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忘れられない指
第3章 恋のすすめ
「そうだったんだ・・でもあんまり世話焼いちゃうと
そのうち女を感じちゃったりして」
「いやっ!孝明さんたらなんてこと言うのよ!いやらしいわね!」
孝明の言葉に体が引けた。
視線もとがらせた。
マスターがヘンに意識しちゃったらどーすんのよ!と眉間にしわが寄った。
でも孝明の言葉より、さらに険しい表情にさせたのはマスターの返答だった。
「なに言ってんの!咲子ちゃんからすれば僕はかなりのオジサンだよ。
それにムスメに手は出せないよぉ、ねぇ咲子ちゃん?」
私はがっくりと肩を落とした。
え~・・?
それって、マスターが私を女として見てないってことじゃない・・
かなりショック・・・
「咲子ちゃんには若くてかっこよくて優しくて、
そこそこの経済力のある男と結婚してほしいなぁって、僕はそこまで考えてんのよ」
なんだかうれしそうに語ってくれるマスターに
ありがとう、と蚊の鳴くような声でお礼を言うのが精いっぱいだった。
そんな私の様子に気づいたのか、孝明がトントンと肩を叩いた。
そのうち女を感じちゃったりして」
「いやっ!孝明さんたらなんてこと言うのよ!いやらしいわね!」
孝明の言葉に体が引けた。
視線もとがらせた。
マスターがヘンに意識しちゃったらどーすんのよ!と眉間にしわが寄った。
でも孝明の言葉より、さらに険しい表情にさせたのはマスターの返答だった。
「なに言ってんの!咲子ちゃんからすれば僕はかなりのオジサンだよ。
それにムスメに手は出せないよぉ、ねぇ咲子ちゃん?」
私はがっくりと肩を落とした。
え~・・?
それって、マスターが私を女として見てないってことじゃない・・
かなりショック・・・
「咲子ちゃんには若くてかっこよくて優しくて、
そこそこの経済力のある男と結婚してほしいなぁって、僕はそこまで考えてんのよ」
なんだかうれしそうに語ってくれるマスターに
ありがとう、と蚊の鳴くような声でお礼を言うのが精いっぱいだった。
そんな私の様子に気づいたのか、孝明がトントンと肩を叩いた。