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忘れられない指
第3章 恋のすすめ
「あれ、マスターの前に移動だよ。 だいたいマスターがあんな事言うから、
あてはまるのはオレらだって思っちゃうんじゃん」
「あんなことって、なんだよ?」
史彦が孝明に聞き返す。
なにが原因で今この状況があるのか説明しろ、と。
簡潔な質問の仕方。
この3人の中で史彦が一番冷静な性格に思う。
孝明も静かな口調で的を得ながら話すが、時に感情に任せて声を高くするところがある。
それでも、凌空に比べたらおとなしい。
凌空は、底抜けに明るい。
お調子者だと自分で言ってるくらいだが、確かにいつでも弾んでいる。
だからたまにシリアスな顔をのぞかせたりすると、
そのギャップにハートをつつかれる時もある。
この3人、本当に仲がいいし、いい組み合わせだと羨ましく想う。
史彦の質問を受けて孝明が、さっきまでの3人のやり取りの一部始終を話して聞かせた。
あてはまるのはオレらだって思っちゃうんじゃん」
「あんなことって、なんだよ?」
史彦が孝明に聞き返す。
なにが原因で今この状況があるのか説明しろ、と。
簡潔な質問の仕方。
この3人の中で史彦が一番冷静な性格に思う。
孝明も静かな口調で的を得ながら話すが、時に感情に任せて声を高くするところがある。
それでも、凌空に比べたらおとなしい。
凌空は、底抜けに明るい。
お調子者だと自分で言ってるくらいだが、確かにいつでも弾んでいる。
だからたまにシリアスな顔をのぞかせたりすると、
そのギャップにハートをつつかれる時もある。
この3人、本当に仲がいいし、いい組み合わせだと羨ましく想う。
史彦の質問を受けて孝明が、さっきまでの3人のやり取りの一部始終を話して聞かせた。