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忘れられない指
第6章 先が見えない・・
ベッドに入ってもなかなか眠れなかった。

いったい・・彼は・・孝明はなにをどう考えているのだろう?
私のことを嫌いではないらしい。
どっちかっていったら、好き、みたいだ。

でも友達のまま。
関係を変える気はなさそうだ。それって、なんで?
別に彼女がいるわけじゃないんでしょう?だったら・・

あ・・もしかして・・

彼女いないとか言ってたけど・・じつはいるのかも・・

それならわかる・・
でも彼女がいるのによその女を抱いたりするの?そんな人じゃないでしょ、彼は。

だったらなんでよ・・?


ふと、彼の指を思い出してゆっくりと下腹部に自分の手をすべらせた。
あんなに気持ちいいセックスははじめて・・

目を閉じ、さらに手をすべらせていく。

彼に見られた秘密の場所は
想い出だけで濡れてしまった・・
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