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第8章 確かめたい、互いの心・・

目を逸らしていた孝明が、私と目を合わす。
大きく瞳を開いてから私の体を引き寄せた。
その胸の中に、抱き寄せられた。
あの夜と同じように・・

「あの夜は孝明さんが私を欲しがった・・
　今夜は私が孝明さんを欲しがる！もう一度、抱いて・・！
　好きでも嫌いでも、なんでもいいから・・お願い・・答えを出す前に・・
　もう一度抱いてほしいの・・」

自分から、孝明の唇をむさぼった。
それに応えてくれる彼の舌が、生暖かい唾液を引きずりながら首筋へと動いていく。
手もシャツのボタンを外しにかかる。
ブラの上から乳房を掴んだところで、孝明は顔を上げた。

「・・好きかどうか・・どうしたいか・・答えないよ・・それでもいいの？」

いいよ・・拗ねたようにつぶやく。

「咲ちゃんとはずっと友達だ・・そう言っても・・それでもいいの？」

ただ黙って、孝明に唇を重ねる。
もう・・何の言葉もいらない・・