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Natsukoi
第2章 眠り姫
結局、その日は、夜まで待ってもパパもママも帰ってこなかったし、パパの番号見つけて、掛けてもママと同じアナウンスが流れてた。

学校から、真っ直ぐ帰り、電話のリスト、年賀状片っ端から探して、聞いて、疲れ捲った1週間。

私は、かなりの寝不足だった。


授業を聞いてても、先生の声が子守唄に聞こえてくる。

「菜緒?ねぇ、菜緒ってば。」
「ん~、もぉちょっと寝かせて~。ママ。」

ゴチンッ…

「ったぁ!!」
「なにが、もぉちょっと寝かせて~だ!ここで、質問!」
「…。」
「菜緒がいるところは?」
「教室。」
「じゃ、今は、何の授業だ?」
「えっと、数学?」
「誰が、担当だ?」
「悠翔くん(笑)」

バチッ…

「な~にが、悠翔くん、だ。しっかり、目を覚ませ!!ったく。」
「はぁ~…」

ピタッ…

先生の動きが止まった。

「青木?」
「はい?」
「菜緒と席、変われ。」
「は、はいっ!!」

青木くんが、道具を持ってきた。

「え~っ!やだぁ!」
「でも、逆らえないから(笑)」

私の席、教卓の真っ正面になった((T_T))

「なんでぇ~っ!」

コツンッ…

「菜緒が、寝るから悪い!仏の顔も三度までだ!」

こっちは、それ所じゃないんだって!

そういや、学校。このまま行けるのかな?幾ら、公立でも…

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