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Natsukoi
第12章 父親との再会
「俺は、アンタらがどんな想いで菜緒を棄てたって言うか、置いてったのかは、わかりません。」
「…。」
「菜緒、まだ17ですよ?話せば、理解する年齢です。なのに、何も話さず、勝手に家を出て、電話1本も寄越さず、今度は、菜緒に会わせろ?少し、勝手過ぎませんか?」
「…。」
「菜緒は、俺んとこに来ても、暫くは夜中に魘されて泣いてました。今は、落ち着いて寝てますが…。」
「…。」
「なのに、なんで電話1本も寄越さなかった?!菜緒の携帯にも、学校にも、親戚の家でも、かけようと思えば、掛けられただろ?」
「…。」
「コイツが、どれだけ悩んでたのか、知ってんかよっ!!」
「…。」
「どうして、ずっと黙ってんだよっ!!何とか言えよ!菜緒に…アンタらが菜緒を棄てても…菜緒は、アンタらの心配してたんだぞっ!!菜緒に…謝れっ!!」
俺は、いつの間にか泣いてた…。
「…。」
「菜緒、まだ17ですよ?話せば、理解する年齢です。なのに、何も話さず、勝手に家を出て、電話1本も寄越さず、今度は、菜緒に会わせろ?少し、勝手過ぎませんか?」
「…。」
「菜緒は、俺んとこに来ても、暫くは夜中に魘されて泣いてました。今は、落ち着いて寝てますが…。」
「…。」
「なのに、なんで電話1本も寄越さなかった?!菜緒の携帯にも、学校にも、親戚の家でも、かけようと思えば、掛けられただろ?」
「…。」
「コイツが、どれだけ悩んでたのか、知ってんかよっ!!」
「…。」
「どうして、ずっと黙ってんだよっ!!何とか言えよ!菜緒に…アンタらが菜緒を棄てても…菜緒は、アンタらの心配してたんだぞっ!!菜緒に…謝れっ!!」
俺は、いつの間にか泣いてた…。