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Natsukoi
第12章 父親との再会
ピンポーン…
玄関のチャイムが鳴った。
俺が出て、菜緒の親父さんをリビングに通す。
「久し振りだな。菜緒。」
菜緒は、無言のまま、みつめる。
俺は、椅子に座って、様子を見る。
「何しに来たの?」
「えっ?」
「まず先に言うことがあるでしょ?」
「すまんかった。」
「それだけ?」
「…。」
「紙切れ1枚と、お金だけおいて、自分は、浮気相手とどこにいたの?」
「…。」
「おんなじ日に、ママも居なくなったの知らないでしょ?!」
「…。」
「携帯に掛ければ、繋がらないし、会社に電話すれば、辞めたって。」
「…。」
「こっちが、どれだけ心配したと思ってるの?」
「…。」
「借金作って…家出ならまだしも、浮気相手とだなんて…恥ずかしくてどこにも言えなかった。」
「すまん。」
「私が、どれだけ寂しい想いをしたのか…あんた知ってんの?」
「…。」
「真っ暗な部屋が怖くて…全ての部屋に電気つけて…回って。夜も…怖くて眠れなくて…」
「…。」
「娘が…心配だったら、普通…連絡位するでしょ?なのに…あんたは、それすらもしなかった。」
「…。」
「ねぇ、なんか言いなさいよ!」
「すまん。」
「子供を棄てる親なんて…親じゃないっ!!」
「…。」
「消えてよ…。今すぐ、目の前から消えてよ!!」
「菜緒っ!!落ち着けっ!!」
俺は、泣き叫ぶ菜緒を強く抱き締めた。
玄関のチャイムが鳴った。
俺が出て、菜緒の親父さんをリビングに通す。
「久し振りだな。菜緒。」
菜緒は、無言のまま、みつめる。
俺は、椅子に座って、様子を見る。
「何しに来たの?」
「えっ?」
「まず先に言うことがあるでしょ?」
「すまんかった。」
「それだけ?」
「…。」
「紙切れ1枚と、お金だけおいて、自分は、浮気相手とどこにいたの?」
「…。」
「おんなじ日に、ママも居なくなったの知らないでしょ?!」
「…。」
「携帯に掛ければ、繋がらないし、会社に電話すれば、辞めたって。」
「…。」
「こっちが、どれだけ心配したと思ってるの?」
「…。」
「借金作って…家出ならまだしも、浮気相手とだなんて…恥ずかしくてどこにも言えなかった。」
「すまん。」
「私が、どれだけ寂しい想いをしたのか…あんた知ってんの?」
「…。」
「真っ暗な部屋が怖くて…全ての部屋に電気つけて…回って。夜も…怖くて眠れなくて…」
「…。」
「娘が…心配だったら、普通…連絡位するでしょ?なのに…あんたは、それすらもしなかった。」
「…。」
「ねぇ、なんか言いなさいよ!」
「すまん。」
「子供を棄てる親なんて…親じゃないっ!!」
「…。」
「消えてよ…。今すぐ、目の前から消えてよ!!」
「菜緒っ!!落ち着けっ!!」
俺は、泣き叫ぶ菜緒を強く抱き締めた。