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Love Emotion
第10章 穏やかな日々のなかで
慶と付き合い始めてから、数日後の夕方。
「三崎ちゃん、何か最近元気だね」
業務も殆ど終わり、カルテに記録を書いていると、同じく記録中の渡辺さんが話しかけてきた。
「…そうですか?」
「うん、何て言うのかな。生き生きしてる」
「えー、自分じゃよくわからないです」
カルテを書きながら、私は苦笑した。
今の私は元気で生き生きして見えるのか。
渡辺さんが、からかうような声を出す。
「ついに彼氏でも出来た?」
「…」
ぴたりとボールペンを動かす手が止まり、顔が熱くなる。
渡辺さんが、そんな私を凝視した。
「…え、本当に彼氏出来たのっ?」
その声に、周囲のスタッフも急にざわつきだした。
「三崎ちゃん、何か最近元気だね」
業務も殆ど終わり、カルテに記録を書いていると、同じく記録中の渡辺さんが話しかけてきた。
「…そうですか?」
「うん、何て言うのかな。生き生きしてる」
「えー、自分じゃよくわからないです」
カルテを書きながら、私は苦笑した。
今の私は元気で生き生きして見えるのか。
渡辺さんが、からかうような声を出す。
「ついに彼氏でも出来た?」
「…」
ぴたりとボールペンを動かす手が止まり、顔が熱くなる。
渡辺さんが、そんな私を凝視した。
「…え、本当に彼氏出来たのっ?」
その声に、周囲のスタッフも急にざわつきだした。