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Love Emotion
第11章 理由
「………」
私も慶も施設長も、誰一人として喋らない。
私が黙りこくっているせいかもしれないが、今は雑談する余裕もない。
部屋が静かなせいか、心臓の拍動がやけに響く感覚がする。
やがて、軽いノックの音が静寂を破った。
「…来たわね」
施設長がドアを開けると、そこにはガリガリに痩せた、触れたら折れてしまいそうな女性がいた。
記憶より随分痩せているし、歳もとっているが、――――判る。


「…お母さん」


はっとしたように、お母さんがこちらを見た。
「…千佳ちゃん…」
私の名を呼んだお母さんは、おずおずとこちらへ近寄ってきた。
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