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Love Emotion
第4章 インシデント
二人で黙って昼食を食べて、お茶を飲む。
(なんか、すごくほっとする)
ふと視線を感じて横を見ると、森山君が優しい目で私を見ていた。
安心したと言いたげなその目を見て、私は漸く気付いた。
コンビニでご飯を買いすぎたなんて嘘だ。
きっと、アパートでの私の顔を見て、心配してくれたんだ。


『――あ、いた』


公園での第一声。あれは私のことを捜してくれていたのだろうか。
(年下の子に…、気を遣わせちゃったかな)
森山君の優しさに張り詰めていた糸が緩む感覚がして、少しだけ、落ち込んでいた気持ちが楽になった気がした。
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