この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
Love Emotion
第5章 命の終わり
休み明けの月曜日。日勤業務開始早々、石神さんにニュープロパッチの件を訊いた。
私に電話を掛けた後、遠藤さんが石神さんにも確認の電話を入れたらしく、すぐに話は通じた。
「もう止めるって言ってたけど、指示出てなかったんだねー。一応先生に確認した方がいいよ」
知ってたんなら言ってよ、と苛立つ気持ちを抑えながら、田中さんの主治医である水川(みずかわ)先生を捕まえてニュープロパッチの件について確認した。
「あれぇ?僕、中止って書いてなかった?」
まもなく六十歳になる水川先生は、カルテの指示簿に顔をぐっと近付けた。
私に電話を掛けた後、遠藤さんが石神さんにも確認の電話を入れたらしく、すぐに話は通じた。
「もう止めるって言ってたけど、指示出てなかったんだねー。一応先生に確認した方がいいよ」
知ってたんなら言ってよ、と苛立つ気持ちを抑えながら、田中さんの主治医である水川(みずかわ)先生を捕まえてニュープロパッチの件について確認した。
「あれぇ?僕、中止って書いてなかった?」
まもなく六十歳になる水川先生は、カルテの指示簿に顔をぐっと近付けた。