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Love Emotion
第6章 おつかれさま
はあ、と息を吐く。
だけど、恋なんて久し振りすぎて、本当にこれがそうなのか判らない。
「…うーん…」
こんな時は悶々としていても仕方ない。
私は鞄からスマホを取り出し、電話をかけた。
呼び出し音が五回ほど鳴った所で相手が出る。
『はい』
「あ、澪(みお)。久し振り。今って大丈夫?」
『うん、大丈夫。バイト行くまで時間あるから』
「今日ってバイトの後は空いてる?会えないかな」
『え、今日?』
澪の声は少し戸惑ったように感じる。
やっぱり唐突だったのだろうか。
「あー…、だめかな」
『ううん、大丈夫。会おうよ』
柔らかな声で澪が答えた。
待ち合わせの時間と場所を決めて電話を切り、私は布団の中に潜り込んだ。
何せ深夜明け。とにかく眠い。
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