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Love Emotion
第6章 おつかれさま
この会話の仕方は可愛くも何ともない。
いやいや、可愛さとか今、要らないんだけど。
だって森山君だし。
無駄に猫を被る必要は無いはずだ。
でも、何故だろう。
(…可愛く思われたい…)
そう意識すると、二人きりのこの状況が急に恥ずかしくなり、頭の中がぐるぐると渦を巻き始めた。
顔が熱い。
「…私…、そろそろ帰るね!寝なきゃいけないし!お茶、ごちそうさまでしたっ」
不自然なくらいに勢いよく立ち上がった私は、森山君の部屋をさっさと出て、自分の部屋に帰った。
「…っ」
まだ顔が熱い。
どうしてだろう。
こんなのまるで…。


「…好きみたいじゃない…」


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