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MY GIRL
第8章 出会いと予感
あのまま一緒にいたら、確実にヤバかった。
どうにかしちまいそうだった。
自分の中にある、美咲に会ったことで溜まったドロドロとした欲望を…思いきりぶつけてしまうところだった。
手の中にある、りんごジュース。
コーヒー買う予定だったんだが…
プルタブを開け、1口含む。
「…甘っ」
口いっぱいに広がるりんごの甘さに顔を歪めて。
それでも…
じわじわとこみ上げてくる何かを抑えるように、全て飲み干した。
その後しばらくして、…まあ、いろいろあって。
話したらすげー長くなるから省略。
「吉岡」
俺が居候させて貰う家の名前。
まさかと思って名簿を調べたら…ビンゴ。
吉岡美咲が住む家だった。
今まで不幸だったのがどんでん返し。
まさかの偶然。
…偶然?
偶然か必然か知らないが美咲の心を掴んでやろうと思った。
学校が終わり、地図を頼りに美咲の家に行くと、美咲はまだ帰って来ていなかった。
美雪さんに
「大樹くんの部屋、まだ片付け終わってないのよね〜。…あっ、荷物は預かっておくね!片付け終わるまで、美咲の部屋にいてくれる?ベッドもあるから、寝ててもいいよ〜」
と言われ、美咲の部屋に通された俺。
「片付けなら、俺がやります」
そう言ったが、
「いいのいいの!」
と扉を閉められてしまった。
…よかったんだろうか。
疑問に思いつつ、何も言わずカーペットに座って。
ピンクベースの部屋を見渡した。
この部屋で、あの子は毎日過ごしてんのか。
そう思うと、見渡さずにはいられなくて。
…広いな、と思った。
吉岡家自体、綺麗で大きな家だが。
俺用の部屋作ってくれるのか、申し訳ねぇな。
そう思いながら、部屋を見渡したりスマホをいじったりしていたが、寝不足のせいもあり強い眠気が襲ってきて。
…母親ってのは、赤の他人の男に自分の娘のベッドを貸すもんなのか…
再び疑問に思ったが、睡眠欲に勝てず、ふかふかな布団の中に入った。
…凄ぇいい匂いする。
あの時のあの子と、同じ匂い。
こみ上げてくる何かを堪えるように目を閉じると、俺はすぐに眠りの世界へと旅立っていった。
どうにかしちまいそうだった。
自分の中にある、美咲に会ったことで溜まったドロドロとした欲望を…思いきりぶつけてしまうところだった。
手の中にある、りんごジュース。
コーヒー買う予定だったんだが…
プルタブを開け、1口含む。
「…甘っ」
口いっぱいに広がるりんごの甘さに顔を歪めて。
それでも…
じわじわとこみ上げてくる何かを抑えるように、全て飲み干した。
その後しばらくして、…まあ、いろいろあって。
話したらすげー長くなるから省略。
「吉岡」
俺が居候させて貰う家の名前。
まさかと思って名簿を調べたら…ビンゴ。
吉岡美咲が住む家だった。
今まで不幸だったのがどんでん返し。
まさかの偶然。
…偶然?
偶然か必然か知らないが美咲の心を掴んでやろうと思った。
学校が終わり、地図を頼りに美咲の家に行くと、美咲はまだ帰って来ていなかった。
美雪さんに
「大樹くんの部屋、まだ片付け終わってないのよね〜。…あっ、荷物は預かっておくね!片付け終わるまで、美咲の部屋にいてくれる?ベッドもあるから、寝ててもいいよ〜」
と言われ、美咲の部屋に通された俺。
「片付けなら、俺がやります」
そう言ったが、
「いいのいいの!」
と扉を閉められてしまった。
…よかったんだろうか。
疑問に思いつつ、何も言わずカーペットに座って。
ピンクベースの部屋を見渡した。
この部屋で、あの子は毎日過ごしてんのか。
そう思うと、見渡さずにはいられなくて。
…広いな、と思った。
吉岡家自体、綺麗で大きな家だが。
俺用の部屋作ってくれるのか、申し訳ねぇな。
そう思いながら、部屋を見渡したりスマホをいじったりしていたが、寝不足のせいもあり強い眠気が襲ってきて。
…母親ってのは、赤の他人の男に自分の娘のベッドを貸すもんなのか…
再び疑問に思ったが、睡眠欲に勝てず、ふかふかな布団の中に入った。
…凄ぇいい匂いする。
あの時のあの子と、同じ匂い。
こみ上げてくる何かを堪えるように目を閉じると、俺はすぐに眠りの世界へと旅立っていった。