この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
MY GIRL
第8章 出会いと予感
あのまま一緒にいたら、確実にヤバかった。

どうにかしちまいそうだった。

自分の中にある、美咲に会ったことで溜まったドロドロとした欲望を…思いきりぶつけてしまうところだった。

手の中にある、りんごジュース。

コーヒー買う予定だったんだが…

プルタブを開け、1口含む。

「…甘っ」

口いっぱいに広がるりんごの甘さに顔を歪めて。

それでも…

じわじわとこみ上げてくる何かを抑えるように、全て飲み干した。








その後しばらくして、…まあ、いろいろあって。

話したらすげー長くなるから省略。

「吉岡」

俺が居候させて貰う家の名前。

まさかと思って名簿を調べたら…ビンゴ。

吉岡美咲が住む家だった。

今まで不幸だったのがどんでん返し。

まさかの偶然。

…偶然?

偶然か必然か知らないが美咲の心を掴んでやろうと思った。

学校が終わり、地図を頼りに美咲の家に行くと、美咲はまだ帰って来ていなかった。

美雪さんに

「大樹くんの部屋、まだ片付け終わってないのよね〜。…あっ、荷物は預かっておくね!片付け終わるまで、美咲の部屋にいてくれる?ベッドもあるから、寝ててもいいよ〜」

と言われ、美咲の部屋に通された俺。

「片付けなら、俺がやります」

そう言ったが、

「いいのいいの!」

と扉を閉められてしまった。

…よかったんだろうか。

疑問に思いつつ、何も言わずカーペットに座って。

ピンクベースの部屋を見渡した。

この部屋で、あの子は毎日過ごしてんのか。

そう思うと、見渡さずにはいられなくて。

…広いな、と思った。

吉岡家自体、綺麗で大きな家だが。

俺用の部屋作ってくれるのか、申し訳ねぇな。

そう思いながら、部屋を見渡したりスマホをいじったりしていたが、寝不足のせいもあり強い眠気が襲ってきて。

…母親ってのは、赤の他人の男に自分の娘のベッドを貸すもんなのか…

再び疑問に思ったが、睡眠欲に勝てず、ふかふかな布団の中に入った。

…凄ぇいい匂いする。

あの時のあの子と、同じ匂い。

こみ上げてくる何かを堪えるように目を閉じると、俺はすぐに眠りの世界へと旅立っていった。


/245ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ