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幼ななじみと
第2章 2
私が言葉を濁していると、
蒼が口を開いた。
「……オレには言えないんだな」

蒼は私の手首から手を離し、
ドアノブに手をかけた。
「ちがっ蒼っ」
「違わないだろ」

振り向いた蒼の顔は
悲しみと怒りが混ざっていた。

私は意を決して叫んだ。
「私が好きなのは蒼だよっ!!!!」
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