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男の娘のボクに彼女と彼氏ができるまで
第4章 ボクたちの好きなこと
突然の告白に、百合音さんは目を見開いた。
優しく微笑むと、こちらへ体を傾けてくる。

「あたしも、桜李のことが好きだよ」

ベッドの上で抱き合いながらキスをした。
それは心の底から癒されるような、温かい触れ合いだった。

「ごめんなさい、百合音さん。ボク、柳くんと浮気して……」

「脅されたからでしょ? あたしを守ろうとしてくれたんだよね? 桜李の気持ち、嬉しいよ?」

「百合音さん……」
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