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男の娘のボクに彼女と彼氏ができるまで
第4章 ボクたちの好きなこと
再び抱き着こうとしたボクを、百合音さんが押し止めた。

「でもね、桜李。気になることがあるんだけど」

「は、はい?」

百合音さんは真正面からボクの顔を覗き込んできた。

「どっちが気持ちよかった?」

「え?」

「あたしと柳。どっちが良かった?」

百合音さん、笑っているけれど目が怖い。
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