パソコンから！ケータイから！スマホから！無料でどこでも気軽に楽しめる官能小説サイト

第22章 絡繰り

夜…車で
「あそこにいますよ｣
「何から何までありがとうございます｣


香奈は星空を見つめ
「歩夢さんにも見せてあげたかったな～｣

砂を踏む足音が香奈に近づいて来た
なんとも懐かしい足音
こんなとこに歩夢さんは…いない いくら逢いたいからって 幻聴？

「…な｣
「香奈、逢いたかった｣
振り向いたと同時に
抱きしめられ

「香奈…｣

「歩夢さん？なんでここに…｣

「香奈に逢いたいから…出張に来た顔あげてごらん｣

涙で歩夢の顔がぼけている
歩夢は優しくキスをし
胸に抱きしめた

「歩夢さんにこの満天の星空を見せてあげたかったから…見て｣

砂の上に寝っころがり
「綺麗でしょう？私ここに来て本当に良かった｣

「香奈は、ここにずーっといたい？｣

「うん～ここは争いごとがないから、なんで聞くの ｣

「あの認知はね～オヤジの子供…オヤジが僕の名前を使いそして僕に押し付けた …｣

「もう私には関係ない話全て忘れられる為にここに来た｣

「僕は香奈でないと一生独身貫いていく｣

「私は男性が信じられないから…一生独身貫いていく…でも結婚て形に捕らわれない方がいたらいいな～｣

「僕は…香奈でないと｣

「もし、本社に戻らないと言うなら、諦める｣