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第4章 居酒屋

「食べ納めです、たんと食べてください」

「何故？」

「昨日急ぎの書類がどうたらで何も私でなくても課長で事終わるのに…
おかげさまで将来誓い合った彼に捨てられましたｱﾊﾊﾊ」涙が止まらなくなりました…「私が楽しく過ごした時間は何だったの？」

「わかったその彼の変わりの役目を私がしよう」
「無理には、いいです」
「じゃあ言う 私は毎日通っていた店の看板娘
河井香奈さんが好きでした。あの笑顔が…そして香奈さんからいただいた肉じゃがや白あえを提供していただき、ますますあなたに惚れました、神保 歩夢は毎日でもその笑顔をみたい 付き合ってくれませんか？」

「物静かで、あんな食べっぷりは、好きでしたがこれとこれは、話が違うと思います、新人のくせにとかで、いじめられるのが落ち…」

「私は香奈さんの想いを聞いているだけです」

「私も神保歩夢さんが…好きです」


抱きついて来た歩夢に押し倒されて 唇を奪われ
久しぶりに感じた…力強さを…全身がフルマラソンをしているかのごとく呼吸困難に陥ってしまった

安堵感からそのまま寝落ちをしてしまった。

朝起きたら、歩夢さんはいなかった
きっと願望が夢を見させた？

鏡に映し出された体中の赤い痣