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第13章 結果的に

香奈が目覚めると
歩夢が手を握りしめていた
「歩夢さん？何故ここに？」
「気が付いた、お熱は…お腹すいただろ？食べる？味付けは祐介だけどな」
「美味しい…」

「今までごめん～香奈の携帯貸してくれる
アドレス入れるから…」
「これで大丈夫、電話も…アドレス見て笑うなよ…」

「なぁにこれ？」
「だから僕の気持ち、香奈ちゃんが合い鍵くれたからお返しに…」

「あげたんつもりでないけど…」

「ここ本当に香奈ちゃんの部屋？殺風景、元気になったら、買いに行こうね～」

「どうしたの？歩夢さんこそ、熱が上がった？」
「みんなに言われていろいろと考えたら、どうでも良いことを真面目に考えてたと…だからこれから出来るだけ香奈ちゃんと遊ぶ事にしたから、嬉しくないの？」

「いつも唐突だもん、ついていけないんだよ…」