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先生、早く縛って
第13章 管理されるカラダ

「先生と夏に、来てみたいなぁ……」

気付けば私はそう言葉に出していた。

「まだ暑い日も多いけど、もう夏ではないからなぁ……物理的に不可能だろう。とりあえずあそこに見えてるデパートに行こうか」

もう夏じゃないことぐらい知ってるもん!
それにこんな時に物理の話しなくても……
私は、来年一緒に来ような~とかそんな甘い言葉が聞きたかっただけなのに。

いや。いやいや……そんな贅沢言っちゃダメ。

っていうかそれより先生……今、デパートって言った?! デパートって……デートじゃない?! お買いものデートじゃない?!

頭の中でデートと確信して胸を高鳴らせる私を乗せて、車は屋上駐車場への坂道を上って行った。




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