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先生、早く縛って
第15章 見られるだけで感じちゃう
「お〜っと……王子が怖いからこれ以上は……ごめんね。でも、俺はうれしいよ。仲の良さそうな二人をまた見られて」
「え〜っ……私、心配ばっかりで……」
本当は愛奴だし……
「一海もいろいろあってね、俺はずっと心配だったんだけど……他でもない今日という日に結衣ちゃんを連れてきたのを見てもう大丈夫だって思ったよ」
今日? お祭りの日っていうこと……?
「この間も、今日のアレンジのことを頼みにわざわざ頭下げに来たんだよ」
「えっ、そうなんですか?」
「それに……結衣ちゃんを送った後も、あいつなんかおかしかったよ。あぁ見えて不器用なところあるから……多少変態なところがあるかもしれないけど、信じて着いて行ってやってよ」
「はいっ! ……でも、先生の気持ちが分からなくなる時があって……多分、私が子供だから……」