この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
先生、早く縛って
第19章 魔の呼び出し
デブって……一応、標準体重なんですけど……スタイルの良い沙也加ちゃんには負けるけど……
って今はそれどころじゃないけど。
混乱する私にはお構いなしで、沙也加ちゃんは言葉を続ける。
「ねぇ、どうして欲しいかわかるでしょ? もしそうしてくれたらこのことは私、誰にも言わないから……」
沙也加ちゃんがどうして欲しいか、って……
思わず沙也加ちゃんの顔を見ると、唇を噛みしめ、スッと逸らしたその目には涙が浮かんでるように見えた。
そっか……本当はまだ沙也加ちゃんも先生のことが好きなんだ……
それに、〝この学校の生徒と付き合うのなんて我慢できない〟って沙也加ちゃんは言ってた。
だったら……だったら……そんなの絶対にイヤだけど、でも……
「…………先生ともう会わなければ……許してくれるの?」