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先生、早く縛って
第20章 あなたのために……
「学校では会わないようにしようと言っただろう……」
先生は少し厳しい声でそう言ったけど、その表情は優しげで……怒っている感じはしない。
あぁ、先生が好き……
だ、だめだ。先生を見ちゃダメ。すぐに気持ちが溢れ出て、抱きつきたくなっちゃうもん。
なのに……先生は目をそらす私の腕を引っ張ると、ぎゅーっと強く抱きしめる。そして、あごに手をかけて上を向かせると柔らかくキスをしてくれた。
何、これ……なんでこんなに優しくキスをしてくれるの?
ふたりの唾液が混ざり合うのを感じる。少し深くなったキスに、私の頭はまた痺れてしまいそう……
今だけ……今だけ恋人のつもりでいてもいいですか?全てをしっかり刻んで……その後でちゃんとお別れをするから。