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先生、早く縛って
第25章 変態王子?!
「それで……その……奴隷さんたちは……どんなことするわけ?」
「趣味嗜好はそれぞれだからな……例えば今日これから会うのは奴隷というよりはプレイパートナーなんだけど……人前で嬲ってやると悦ぶんだ。捕まる訳にはいかないから中々苦労するよ」
「ぐっ……無理だ。絶対駄目だ……」
「無理して真似する事ないよ。優しすぎるのがつまんないからって、彼女はそういうことを望んでいる訳じゃないだろう」
「いや……まあ、そりゃ……」
「ん? 何か他の事だったか?」
石塚の言動がおかしいのは疑いようがない。
何を言っているんだ……
まぁ、どうせ大したことはないんだろうが。
「恋は盲目、かあ……はぁ~ぁ……」
「……じゃあ約束の時間だからもう行くわ。お前……今日はおかしいぞ?」
「お前みたいな変態に言われたくないわ!」
飛んでくるおしぼりを避けながら、俺は居酒屋を後にする。
この時の俺は、石塚のおかしな態度について気にもとめずにいたのだが……