この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
先生、早く縛って
第28章 夢の途中

あれから行われた凛の葬儀は、あの大邸宅には似つかわしくないほどに質素なものだった。

一人娘の凛を失った両親の悲しみは計り知れないものがある。
そして、俺たちにとっても……


俺は今、火葬場の煙突の煙を呆然と眺めていた。
凛が真っ青な空に昇って行く……


そこへ石塚が現れた。

「行っちまったなぁ……凛」

そう切り出す石塚の表情は限りなく優しい。
今、俺たちは同じ喪失感の中にいた。

「凛の話……聞かせてくれるんだろ?」

怖気づきそうになったが……俺は聞かなければいけない。

「あぁ。凛は知られたくないかもしれないし、一海も知りたくないかもしれない……でも俺たちはこれから先も生きて行かないといけないからな」

どんなことでも受け入れるよ、凛。
俺は黙って頷いた。

/579ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ