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先生、早く縛って
第32章 仕組まれた罠
それにしても……
ホテルに行ったのは先生じゃなかったんだ。
……すごくうれしい……よかった……本当によかったっ……
私はその場に座り込んだ。
「俺から一応、一海には連絡しておくから、結衣ちゃんはすぐに家に帰るんだよ? そんな呼び出し、無視すればいいから」
「はいっ!」
あぁ、良かった……
立ち上がり、家の方向に歩き出す。
先生へのメールは、帰ってからまた考えよう。
良かった……もう連絡できないのかと思っちゃった。
でも、無視かぁ……