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先生、早く縛って
第33章 歪んだ世界

「えっ……何?! 何すんのよ!」
両手両足をそれぞれ掴まれた沙也加ちゃんの制服を、藤川がビリッと力いっぱい引っ張ると……黒いブラジャーが見えてしまう……
「お前さぁ……ちょっとチヤホヤされたぐらいで調子に乗るなよ? 人間やめたくなるのはお前もだからな」
「イヤッ……冗談でしょ……」
沙也加ちゃんの顔が恐怖で歪んでいる。
「この人数が一人用だってんなら、そのほうが冗談だろ」
沙也加ちゃんはお座敷にあるテーブルに上げられ、私よりも多くの……残りの男の人たち全部に取り囲まれている。15人ぐらいはいるかもしれない……
「放せっ……! いやぁだっ!」
必死で抵抗する沙也加ちゃんの制服が引き裂かれ、顔も叩かれてる。
だけど、その音も音楽でかき消されて……このうるさい音楽の意味が私にも今やっとわかっていた。

