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先生、早く縛って
第36章 本気と勇気
私は〝愛奴隷〟のページを初めて開いた。
泣きながら、1ページ、また1ページとめくって……ダンテス卿とヴィオラの物語を読み進める。
そして、先生が求めていたものと自分が求めていたもの……先生がどんな気持ちで自分を愛奴と呼んでくれたのかを私は知った。
でも、もうここに先生はいないんだ……
「先生のバカー!」
私は叫んでいた。
でも私、勇気をもらったよ。
先生と私は絶対離れたらいけないんだ……
私は……
私、本気を出したらすごいんだから……!